「腹を切って、給食を入れたる」教諭が教え子に執拗な嫌がらせ 神戸

「腹を切って、給食を入れたる」教諭が教え子に執拗な嫌がらせ
産経新聞 2012年7月14日(土)14時44分配信

 神戸市教委は13日、特別支援学級の児童に執拗(しつよう)に体罰や嫌がらせを繰り返したとして東灘区内の市立小学校に勤務する香山昌久教諭(60)を懲戒免職処分にした。香山教諭は「じゃれているつもりで、深く考えずにやってしまった」などと話しているという。

 市教委によると、香山教諭は昨年9月から11月にかけ、担任する特別支援学級4年の児童(11)のこめかみを両拳で圧迫したり、計10回ほど頭を叩いたほか、給食を食べるのに時間がかかった際には、はさみやカッターを示して「お前の腹を切って、給食を入れた方が早いんちゃうか」と脅すなどした。

 さらに、昨年12月中旬に校長から口頭で厳重注意を受けた後も、児童をからかう発言を繰り返したり、雷の話題になった際に針金でコンセントと生徒の顔をつなごうとするなど恐怖をあおったという。

 また、平成22、23年度の特別支援教育就学援助金など担任する児童5人に渡すべき計約15万円の支給を最大1年半ほど遅れさせた。

 この件で、市教委は香山教諭の指導を徹底できなかったとして校長を戒告処分にした。

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児童に刃物見せ脅した60歳教諭、懲戒免職
読売新聞 2012年7月13日(金)21時15分配信

 神戸市教委は13日、担任する特別支援学級の児童に体罰や嫌がらせを繰り返したとして、同市東灘区内にある市立小の香山昌久教諭(60)を懲戒免職処分にした。

 市教委によると、香山教諭は昨年9月以降、児童の頭を押さえつけるなどの体罰を頻繁に繰り返し、給食時には「おなかを切って入れた方が早い」と刃物を見せて脅かした。同12月、保護者から連絡を受けた校長がやめるよう指導したが、その後も、雷の苦手な児童に「雷さんは電気やな。電気はここにあるで」と言って針金を顔とコンセントに近づけて怖がらせたり、児童の口調をからかったりしたという。

 市教委に対し、香山教諭は「冗談半分にやった」と話している。市教委は、昨年12月の指導後も担任を外しておらず、「改善されると判断していた。対応が不十分で申し訳ない」としている。

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