「強姦なかった」と新潮社認める 阪大准教授と和解成立
産経新聞 2012年8月8日(水)11時32分配信
「阪大の准教授がレイプで告発された」とする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、大阪大大学院言語文化研究科のヨコタ村上孝之准教授が、新潮社(東京都)などに1200万円の損害賠償を求めた訴訟で、新潮社が「強姦の事実はなかった」と認める内容で大阪高裁(小島浩裁判長)で和解が成立したことが7日、わかった。和解は7月27日付。
関係者によると、週刊新潮は平成20年11月、「阪大の有名准教授が、かつての大学院生から『研究室でレイプ』と告発された」との記事を掲載。12年5月に准教授が大学院生の女性をレイプしたとする内容で、准教授の実名と顔写真も掲載された。
准教授は21年2月に新潮社などを提訴。23年9月の1審大阪地裁はレイプの行為を幅広くとらえ、「レイプがあった」として請求を棄却、准教授が控訴した。
今回の和解条項では「(新潮社は)記事の見出しの『レイプ』が強姦の意味に理解されていることを認め、この点での事実がなかったことを認める」としている。
週刊新潮編集部は「記事の誤りを認めたわけではなく、言葉の使い方の問題だ」とコメント。一方、准教授の代理人、平井龍八弁護士は「大学の内外で中傷を受けてきたが、名誉が回復された」としている。
ヨコタ村上准教授は東京大教養学部を卒業し、6年から大阪大助教授(19年から准教授)に就任。専門は比較文学、比較文化で、19年に「色男の研究」でサントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞した。
—–
レイプの事実なかった、阪大准教授と新潮社和解
読売新聞 2012年8月8日(水)11時28分配信
「レイプと告発された阪大有名准教授」などの見出しで報じた週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、大阪大大学院言語文化研究科のヨコタ村上孝之准教授(53)が、新潮社などに1200万円の損害賠償などを求めた訴訟があり、大阪高裁(小島浩裁判長)で和解(7月27日付)が成立していたことがわかった。
和解条件は〈1〉新潮社が見出しの「レイプ」が強姦(ごうかん)の意味に理解されていることを認め、この点での事実がなかったことを認める〈2〉同社側が和解金として30万円を支払う――など。
訴状によると、2008年11月27日号の同誌が、准教授の顔写真を添え、00年に研究室で大学院生の女性に無理やり性的な暴行をした、などと報じた。准教授側は「無理やりではなかった」として提訴したが、大阪地裁で敗訴し、控訴していた。
准教授は07年に「色男の研究」でサントリー学芸賞を受賞している。
—–