政府、いじめ自殺問題対策として「自殺総合対策大綱」閣議決定
フジテレビ系(FNN) 2012年8月28日(火)12時37分配信
政府は28日朝、いじめによる自殺問題への新たな対策として、第3者機関による調査の必要性にも触れた「自殺総合対策大綱」を閣議決定した。
平野文科相は「大綱の中にも、いじめ問題に関わったところが盛り込まれたということで、われわれとしても、対策室を設置し、また、対策室の具体的な施策について、今、鋭意検討中で、近々、その方針について発表する予定」と述べた。
今回の大綱では、滋賀・大津市で当時中学2年生の生徒が自殺したケースなどのように、教育委員会や学校の調査に限界がある場合、第3者が原因や実態などを調査する必要があるとしている。
前回2007年の大綱では、2016年までに自殺者を20%以上減らす目標を掲げていたが、自殺者は、2011年まで14年連続で3万人を超えている。