いじめ問題で小中学校長緊急会議 「生徒が話せる雰囲気を」 茨城

いじめ問題で小中学校長緊急会議 「生徒が話せる雰囲気を」 茨城
産経新聞 2012年8月29日(水)7時55分配信

 常陸太田市の中学2年の男子生徒が自殺した問題などを受け、県教委は28日、市町村小中学校の校長らを集めた緊急会議をつくば市吾妻のノバホールで開催した。24日に行われた県立高校校長向けの会議に続き、いじめ問題の早期認知、対応の重要性を訴えた。

 会議には県内全公立小中学校の校長や教頭ら780人が参加。県教委の小野寺俊教育長が「どんな小さなことでも認知して、表に出してほしい」とあいさつし、チェックリストなども配布した。

 また、県スクールカウンセラーとして緊急支援に長年携わってきた村上めぐみさん(52)は「(いじめ問題に)ふれてはいけない雰囲気になっている。生徒が(問題に対する)自分の気持ちを話せる雰囲気を作ることが大切」とし、そのためにも、「日頃から生徒たちとのつながりを生むために校長先生が校内を歩き、自ら声をかけて」などと呼び掛けた。

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