ブラジルのボルソナロ前大統領の支持者らが2023年1月に議会などを襲撃した事件をめぐって、ブラジルの最高裁は、クーデター未遂の容疑などで検察に起訴されていたボルソナロ前大統領らを被告人として認定しました。これにより、刑事裁判が行われることになります。 地元メディアによりますと、ブラジル最高裁は26日、2023年1月に起きた議会襲撃事件をめぐって、クーデターを扇動したなどとして検察から起訴されていたボルソナロ前大統領ら8人を被告人として認定しました。 判事は「選挙制度に関するうそを利用してクーデターを扇動した」と、ボルソナロ氏を被告とする正当性を説明しています。 これで、ボルソナロ前大統領は刑事裁判を受けることとなり、有罪判決を受けた場合、ボルソナロ氏は逮捕され、最高で禁錮40年の刑を課される可能性があるということです。