青森県内に居住する20歳代の男性が警察官を名乗る男にビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものを見せられて現金を要求され、19万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。 青森警察署によりますと男性は今月25日午前11時頃、携帯電話に「+」から始まり、下4桁が「0110」で終わる国際電話番号から着信がありました。 男性が応対すると、警視庁生活安全第二課を名乗る男から ・あなたの口座はマネーロンダリングに使われています。 ・逮捕したヤマダコウスケという犯人の共犯者リストにあなたの名前がありました。 ・詳しい話をLINEでしたい。 などと言われ、金本の指示でLINEアカウント「捜査2課捜査用LINE」を追加しました。 男性はLINEのビデオ通話で、金本から警察手帳や男性の名前が書かれた逮捕状などを見せられた上 ・このことは、守秘義務があるので口外してはいけません。 ・共犯でないことを証明するためにお金を送金してください。 ・調査終了後、被害者と認められれば、全額返金します。 などと言われたことから、その日のうちに、指定された個人名義口座に現金19万円を送金しました。 送金後、男性名義の通帳に不審な送金履歴があるのを見た家族が詐欺を指摘したことで、被害に気付いたということです。 警察はLINEなどのSNSを利用して連絡することはないとして詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。