大分県学力テストで不正、教諭停職2か月

大分県学力テストで不正、教諭停職2か月
読売新聞 2014年06月04日

 大分県由布市の市立小学校の男性教諭(50歳代)が4月、県独自の学力テストの前日に担任する児童に問題を解かせていた問題で、県教委は3日、教諭を停職2か月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は昨年度までの数年間、教頭試験に落ちており、「児童の成績を上げて、仕事ができると思われたかった」と話しているという。

 発表によると、教諭はテスト4日前の4月11日、小学5年生向けの国語、算数、理科の3教科の問題用紙を教頭から受け取った。問題はテスト終了後に回収されるため、教頭は「事後指導用」に渡したという。ところが、教諭はテスト前日の14日、3教科の問題を解かせて採点し、国語と算数は正答率の低い問題について解説していた。

 県教委はテスト問題を厳重に管理するよう定めており、校長と教頭(ともに50歳代)も3日付で減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。

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