自殺ほう助、大筋で認める 元中京学院大学准教授
日本経済新聞 2014/7/17 2:11
愛知県豊橋市のコンサルタント会社社長の男性(当時40)の自殺を手伝ったとして、自殺ほう助罪などに問われた元中京学院大学准教授、久野輝夫被告(54)の公判が16日、名古屋地裁(松田俊哉裁判長)で開かれた。
久野被告は自殺ほう助罪について、「硫化水素ガスを発生させる薬剤は混ぜていない」などと述べたが、自殺を手伝ったとされる起訴内容は大筋で認めた。また、社長の妻から約3860万円をだまし取ろうとした詐欺未遂罪については、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、久野被告が語学学校の経営に行き詰まり、保険金目当てに社長の自殺を手伝ったと指摘した。
起訴状によると、久野被告は社長が自殺を決意したことを知り、2012年1月、豊橋市内に止めた軽自動車の中で硫化水素ガスを発生させて社長の自殺を手伝ったほか、同年2月に社長の妻から現金をだまし取ろうとしたとされる。
久野被告は13年3月、中国籍の男性を監禁したとして愛知県警に逮捕された。今年4月には社長を殺害したとして殺人容疑で再逮捕されたが、逮捕時に「事実は全く違う」などと否認。名古屋地検は社長に自殺する意思があったと判断、殺人罪の適用を見送り、自殺ほう助罪で起訴した。