後絶たぬ公務員不祥事「倫理教育徹底すべきだ」

後絶たぬ公務員不祥事「倫理教育徹底すべきだ」
産経新聞 2014年11月17日 7時55分配信

 盗撮にセクハラ、児童買春…。教師や警察官ら公務員の不祥事が後を絶たないことに、識者は「職場の倫理教育を徹底すべきだ」と指摘する。

 10月1日、新潟県警は公園で女児の裸を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(盗撮による児童ポルノ製造)の疑いで、新潟市の国家公務員の40代男を書類送検した。男は「鑑賞するためにやった」と容疑を認めた。

 同16日には東京都教育委員会が、教育実習生だった女子学生に「ストッキングを売ってくれ」と迫った長を停職6カ月の懲戒処分とした。

 今月14日には当時中学2年だった少女とみだらな行為をしたとして、神奈川県警が児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで警視庁の40代警部補を再逮捕。警部補は県警の捜査員に職務質問を受けた際に暴れ、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されていた。

 青山学院大の寺谷弘壬(ひろみ)名誉教授(社会学)は「警察官や教師などの公務員は一般の人から期待されている職業。昔は研修を多く開いて職場の倫理を教える機会もあったが、今は研修が減るなど公務員の倫理教育が緩くなっている。改めて倫理教育を徹底した方がいい」と指摘する。

 その上で、寺谷氏は「公務員として厳しい倫理観にさらされることから、羽目を外したいという気持ちを抱くことは分からなくはない。しかし、犯罪に手を染めることは言語道断で、期待されている職業に就いたという認識を、いま一度、しっかり持ってほしい」と話した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする