旅客船沈没:「遺体隠し」発言の29歳女性講師が辞表
朝鮮日報 2014/05/14 10:50
検察、名誉毀損容疑で捜査着手
高校3年生の授業中に「政府がセウォル号沈没事故に関するメディアの報道を操作している」「遺体を収容しながら故意に隠している」などと発言したとして問題になった、京畿道城南市の高校の理科担当の女性講師(29)が13日、学校に辞表を提出した。
期限付き講師だった問題の女性講師は、セウォル号沈没事故が発生して以降、授業中に「MBCは朴槿恵(パク・クンヘ)が筆頭株主なので、セウォル号についてメディアを操作している」などといった根拠のない話をし、ある生徒がこのような事実を市民団体に通報していた。通報内容によると、女性講師は「国情院(国家情報院)はすでに全ての遺体を発見しているにもかかわらず、後から見つかったようにうそをついている」とも主張していた。問題が発覚したのを受け、女性講師は「国情院に関する発言をしたことはない」としながらも「学校に迷惑を掛け申し訳ない」として辞表を提出した。一方、水原地検城南支部は、国情院が女性講師を名誉毀損(きそん)容疑で告訴したのを受け、捜査に乗り出した。
イ・ミンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版