中2自殺「いじめが一因」 仙台市専門委、答申に盛り込む方針

中2自殺「いじめが一因」 仙台市専門委、答申に盛り込む方針
産経新聞 2017/3/3(金) 7:55配信

 昨年2月に仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、市の専門委員会は1日、いじめが自殺の一因となったことなどを答申案に盛り込む方針を決めた。今月中に答申書を取りまとめ、大越裕光教育長に提出する。

 専門委の本図愛実委員長(宮城教育大教職大学院教授)は、いじめが自殺の一因とした根拠を「長きにわたり遺族が(公的)機関に相談していたこと」と説明した。また、学校側の対応が不十分だったことを指摘する一方で、いじめに関係した生徒の特定はしないとした。

 遺族が一昨年12月、学校側にいじめの相談をしたとする主張は学校側の言い分と食い違い、事実確認ができないとして双方の意見を併記することとした。

 本図委員長は「いじめが(自殺の)主因と断定できないが理由の一つだ」と話した。

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