特別支援学級のわいせつ事件、市は争う姿勢 愛知の訴訟

特別支援学級のわいせつ事件、市は争う姿勢 愛知の訴訟
朝日新聞デジタル 2017/5/12(金) 18:53配信

 愛知県豊田市の市立小学校で2014年、特別支援学級の女子児童が担任の男からわいせつ被害を受けたのは、学校が安全配慮や監督を怠ったためだとして、女子児童の親が市に600万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が12日、名古屋地裁岡崎支部であった。市側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

 原告は訴状で、担任だった元教諭は、前任校で女子生徒の体を触ったと保護者から苦情を受ける「トラブル」があったが、市教育委員会が適切な指導や監督をしないまま小学校に赴任させたと主張している。

 市側は答弁書で、トラブルについて「『事実確認できなかった』と学校から報告を受けた」と説明し、市や校長の管理監督義務、安全配慮義務に違反はなかったと主張した。根拠は「追って詳述する」とした。

 訴状などによると、元教諭は14年10月、教室内で被害児童の服を脱がせて写真を撮るなどのわいせつ行為をした。16年に強制わいせつなどの容疑で逮捕され、有罪が確定。懲戒免職処分を受けた。(大野晴香)

訴状などによると、同小の特別支援学級に在籍していた女児は、14年10月、担任の男性教諭(52)=強制わいせつ罪などで懲役1年8月、執行猶予3年=に、教室で衣類を脱いだ写真を撮影された。教諭は市内の前任中学校でも女子生徒の体を触るなどのトラブルを起こし直後の12年11月から病気を理由に休職。本人の復職希望を受けて13年4月に同小に配属、特別支援学級の担任に選ばれた。

児童のわいせつ写真撮影の教諭を懲戒免職
CBCテレビ 2016/12/22(木) 12:05配信
 校内で、女子児童のわいせつな写真を撮影したとして、愛知県教育委員会は、豊田市の市立小学校の52歳の男性教諭を22日付で、懲戒免職処分としました。
 懲戒免職処分を受けたのは、豊田市立東保見小学校の水野義健元教諭(52)です。
 県教育委員会によりますと、水野元教諭はおととし10月、当時小学4年生の女子児童を、教室の机の上に仰向けに寝かせ、下半身を裸にさせて写真を撮影したなどとして、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
 今月20日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡されていて、愛知県教委は、22日付で水野元教諭を懲戒免職処分としました。

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