中学校の教頭、少女を車に乗せ誘拐…口に粘着テープ貼り両手両足ロープで縛る
読売新聞オンライン 2020/12/8(火) 10:49配信
静岡地検沼津支部は7日、静岡県富士市森島、沼津市立中学校の教頭山本英仁被告(53)をわいせつ目的誘拐と逮捕監禁などの罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。
起訴状によると、山本被告は2017年8月2日頃、熱海市内で当時10歳代だった少女をわいせつ目的で車に乗せて誘拐し、車内で少女の口に粘着テープを貼り付けた上に両手両足をロープで縛るなどし、車内から脱出できなくするなどしたとされる。
地検沼津支部は10月、山本被告を最初に起訴した事件について、「被害者保護」を理由に起訴事実と罪名を示さなかった。7日に一転して明らかにしたこの事件の起訴状によると、罪名はわいせつ目的誘拐と逮捕監禁などで、今年9月28日、沼津市内で10歳代の少女をわいせつ目的で誘拐し、伊豆の国市などを移動する車中で、熱海の事件と同様の手口で少女を監禁したとされる。
地検支部は、すべての罪名を公表しなかった。静岡地検の北薗信孝次席検事は「関係者の名誉とプライバシーを考慮した結果」と説明した。
沼津市の公立中学校の教頭の男が、9月下旬、10代の少女を車に乗せ監禁したとして、未成年者誘拐と監禁の疑いで警察に逮捕され た。
逮捕・送検されたのは、沼津市の公立中学校の教頭、山本英仁容疑者(53)。警察によると、山本容疑者は9月下旬、県東部に住む10代の少女を車に乗せて誘拐し、車内に監禁した疑いがもたれている。
事件は少女の親から「娘が帰ってこない」と通報があり発覚した。少女はその後、保護されけがはないという。
警察は事件の詳細について被害者保護の観点から発表していない。
沼津市教育委員会の奥村篤教育長は「山本容疑者が逮捕されたことは信じがたく極めて遺憾。早急に事実を確認し厳正に対応する」とコメントしている。