同僚の財布から現金盗んだとして中学校の男性教諭を停職処分 群馬県教育委員会
上毛新聞 2022/7/25(月) 16:28配信
群馬県教委は25日、校内で男性労務技士のかばんから現金を盗んだとして中毛地域の公立中学に勤務する男性教諭(59)を停職6カ月にする懲戒処分を発表した。男性教諭は同日付で依願退職した。
県教委学校人事課によると、6月9日午前6時半ごろ、男性教諭は届け物をしようと労務技士室に入室した際、男性労務技士のかばんを発見し、中にあった財布から2000円を盗んだ。部屋に戻った男性労務技士が現金がなくなっていることに気付き、校長に報告。校長が警察に連絡し、警察官が男性教諭に聞き取ったところ窃取したことを認めた。
県教委の調査に男性教諭は「自分でもよく分からず衝動的だった。謝っても謝りきれない」などと話しているという。男性教諭は管理職ではなく学級担任をしていたが、事実発覚直後から自宅待機になっていた。
平田郁美教育長は「児童生徒に範を示すべき教職員として許されるものではない。不祥事の根絶が図られるよう全力を挙げて取り組む」とした。