「測定結果の削除を」保護者ら市長に要望/所沢冷房問題

「測定結果の削除を」保護者ら市長に要望/所沢冷房問題
埼玉新聞 2013年2月23日(土)14時10分配信

 所沢市の狭山ケ丘中学校クーラー設置問題で、市が広報紙やホームページにクーラー設置を取りやめた理由や航空機騒音測定結果を掲載したことについて、狭山ケ丘中の保護者らは22日、藤本正人市長に、記事の一部訂正と測定結果の削除を要望した。要望書によると、記事の中で「狭山ケ丘中の航空機騒音測定結果70デシベル以上は1日で21秒間」とあるのは防衛省訓令の防衛施設周辺防音測定に沿った公式記録ではなく、誤解を市民に与えたとしている。

 保護者代表の大原隆広さんらは市内の環境計量士に防衛省基準に基づく調査を依頼。昨年12月10日から同14日にかけて4日間測定した結果、70デシベル以上・10回以上が6単位時間、80デシベル以上・5回以上は1単位時間で、4日間で70デシベル以上の騒音が平均29%と防衛省の授業阻害率の基準値20%を超えていることが分かったという。大原さんらは3月8日までに市に回答を求めている。

■弁護士会が設置を勧告

 埼玉弁護士会(田島義久会長)は20日までに所沢市内の小中学校におけるエアコン設置工事中止に関する意見書を藤本正人市長に送付した。

 意見書は市内の狭山ケ丘中など航空自衛隊入間基地の航空機騒音対策として小中学校に、エアコン設置を速やかに行うべきとするもので、13日に埼玉弁護士会の常議員会で全会一致で採択された。

 所沢市は入間基地に近接する宮前小など小中学校3校の防音設備老朽化に伴う防音校舎改修工事が予定され、宮前小のエアコン設置はすでに終えたが、2011年10月、藤本市長の就任後、防音校舎改修事業は改められ、狭山ケ丘中など他の小中学校のエアコン設置は中止された。

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