返事がない!部員の顔けり前歯折る 千葉市立中のバレー部顧問
2009年4月3日12時34分配信 産経新聞
千葉市若葉区の市立みつわ台中学校で3月、男子バレー部顧問の男性教諭(35)が3年の男子部員(14)の顔をけり、前歯2本を折るけがを負わせていたことが3日、分かった。男子部員の保護者が2日、千葉東署に被害届を提出した。千葉市教育委員会は「必要な調査を行い、懲戒処分も検討する」としている。
市教委によると、教諭は3月8日午前11時ごろ、同校体育館で、練習中の態度を指導しようと部員2人を呼び止めたが、うち1人の返事が聞こえなかったことに立腹。顔を殴ったうえ、両肩をつかんで床に倒し、立ち上がろうとした部員の顔を足でけって上の前歯2本を折ったとされる。
教諭はすぐに部員を病院に運び、その日のうちに校長と一緒に部員と保護者に謝罪した。部員は翌日以降も部活動を続けているという。
教諭は顧問を外れ、3月30日から自宅謹慎となった。学校は3月11日に部員の保護者に事実経過を説明し、今月2日には3年生の保護者を集めて改めて説明した。
同校の伊原俊二校長は「教員という立場でありながら子供に危害を加え、大変申し訳ない。今後このようなことがないよう厳重に注意する」と陳謝。教諭は昨年も「部員の生徒をけってしまった」と申告し、当時の校長から厳重注意を受けたことがあったという。
教諭は平成19年に講師として同校に赴任後、バレー部顧問になり、昨年4月に教員として正式採用された。