事故多発「組み体操」評価二分 継続55% 中止45% 神戸新聞社アンケート

事故多発「組み体操」評価二分 継続55% 中止45% 神戸新聞社アンケート
神戸新聞NEXT 2017/12/19(火) 6:10配信

 兵庫県内の小中学校で2015、16年度に発生した組み体操の事故件数が2年連続で全国最多だったことを受け、神戸新聞社が短文投稿サイト「ツイッター」でアンケートを実施したところ、今後も組み体操の継続を容認する意見が約55%と過半数を占めた。事故の可能性を考え、「実施すべきでない」の意見は、残る約45%。ネット上でも世論を二分する結果となった。

 ■事故多発も悩む保護者ら

 事故件数の調査は、大阪経済大の西山豊教授(数学)が、日本スポーツ振興センター(東京)から、学校で児童生徒がけがをした場合に医療費が支払われる「災害共済給付」のデータを得て算出。県内では15年度857件(うち骨折265件)、16年度601件(同173件)といずれも全国最多で、さらなる対策が求められている。

 アンケートは神戸新聞社編集局のツイッターで、小中学校の組み体操について「けがの可能性を考え、実施すべきでない」か、「けがの可能性もあるが、実施してもいい」を尋ねた。小中学生、保護者それぞれに回答を求めた。

 1973票の回答のうち、最多は「実施してもいい」という保護者の意見で、全体の約45%。同様に実施を認める小中学生の意見も約10%を占め、合わせて約55%が「容認派」だった。一方、「実施すべきでない」は保護者が約38%、小中学生が約7%で、計約45%が「非容認派」となった。

 組み体操の事故を継続して調べている西山教授は「55%と45%に分かれたのは、世論がそれだけ判断に迷っていることを表している」と指摘。「さまざまな注文も寄せられている。行政や学校はこうした声を生かし、重大事故を起こさないよう考えてもらいたい」と話した。(上田勇紀)

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