<岐阜大>元教授、受託研究費を不正計上
2010年8月7日1時55分配信 毎日新聞
岐阜大流域圏科学研究センターの元教授(62)が、架空請求書を業者に出させる手口で、国から受託した研究の費用に約186万円を不正計上し、自分の研究のための機器購入に充てていたことが分かった。研究費は「競争的研究資金」として環境省などが負担しており、同省などは不正分の返還を求める。
岐阜大によると、同大は02〜06年度に地球温暖化対策などの国の研究を受託。担当した元教授は06〜07年、4回に分けて蓄電池などを購入したとの架空請求書を取引業者に発行させ、約186万円を不正受給した。実際には、土壌から出る炭素を自動的に計測する新型計測機器を購入したが、受託した研究ではほとんど使われず、元教授も「自分の研究に使いたかった」と不正を認めたという。岐阜大は「事態を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組む」と謝罪した。
元教授は07年9月に岐阜大を退職し、現在は早稲田大学で勤務中。岐阜大によると、不正受給分を返還する意向という。【岡大介】