現金授受:「医師派遣の見返り」県央民間病院、秋田大教授に 民事訴訟で判明 /秋田

現金授受:「医師派遣の見返り」県央民間病院、秋田大教授に 民事訴訟で判明 /秋田
毎日新聞 2011年10月14日(金)11時49分配信

 秋田大医学部の教授に県央部の民間病院が多額の現金を渡していたことが13日、分かった。病院側の関係者は「医師の派遣を受けた見返り」と主張している。同大は就業規則で利害関係者からの金品受け取りを禁じているほか、同大の教授は国立大学法人職員で「みなし公務員」の立場にあり、収受に疑問の声が上がっている。
 昨年12月に秋田地裁で判決があった民事訴訟で明らかになった。訴訟は、同病院の元事務局長の男性が同病院を相手取り、地位確認を求めたもの。判決によると、元事務局長は同大医学部教授に交際費名目で報酬を渡したことなどを理由に病院側から退職を強要されたとし、「(同病院には)従前から秋田大の教授に報酬の一部を交際費として処理して手渡す慣行が存在していた」「医師確保のために、実際に現金を手渡していたのは院長」などと主張。訴えは棄却されたが、同地裁は判決で「みなし公務員である秋田大教授に対する贈賄と疑われかねない支払いに関与したことには間違いない」とした。
 元事務局長は控訴し、仙台高裁秋田支部で係争中。元事務局長側は「すべて弁護士の先生にお任せしている。コメントは差し控えたい」とし、同病院は「裁判中なので答えられない」、同大は「推移を見守りながら事実関係を把握したい」としている。【加藤沙波、坂本太郎】

10月14日朝刊

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