浜松南高:全教員の授業公開 県内不祥事続発、信頼回復へHPで /静岡

浜松南高:全教員の授業公開 県内不祥事続発、信頼回復へHPで /静岡
毎日新聞 2011年11月16日(水)10時29分配信

 県内でわいせつ事件など教員の不祥事が相次ぐ中、県立浜松南高校(浜松市南区米津町、生徒1144人、教員61人)が全教員の授業風景をホームページ(HP)で公開する試みを始めた。発案者の校長は、失われた地域の信頼を少しでも回復すると同時に、教員としての誇りを忘れないでほしいと効果に期待している。
 同高では9月、が同市内の量販店で女子高生のスカート内を盗撮したとして県迷惑防止条例違反容疑で浜松東署に逮捕された。10月に浜松簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、31日に懲戒免職になった。中村国男校長(59)は逮捕の翌日、全校生徒に事件の経緯を説明し謝罪した。
 中村校長によると、一部の教員については09年春から授業風景をHPで紹介していたが、この際、全教員61人の授業を公開しようと考え、10月末の職員会議で提案。全員が顔と名前をHP上で公開することに賛成したという。全教員が登場したのは今月7日。11日にはPTAの懇談会で趣旨を説明し、「頑張って」と激励された。
 中村校長は、「不祥事を起こした教員と話してみて、生徒の顔が思い浮かべば思いとどまってくれたのではないか、教員であることの誇りを持ってもらうことが必要だと考えた」という。
 同高1年の男子生徒は「事件のことは、先生からの説明以前に携帯サイトで知り、その日はみんな大騒ぎだった。先生も人間なのかなと思った。HPで学校のことを広く知ってもらうのはすごいことだと思う」と話した。
 19日には午前8時40分から学校の授業、部活動の公開を予定。中村校長は「透明性を少しでも高め、学校の信頼回復につなげたい」と話している。【高橋龍介】

11月16日朝刊

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