特別支援学校職員 PTA会費を着服 大阪
産経新聞 2012年9月14日(金)7時55分配信
大阪市立生野特別支援学校(生野区)の男性事務職員(58)がPTA会費を着服したとして、市公正職務審査委員会は13日、着服金の返還や、全ての市立学校の会計処理の適正化に向けた措置を今年度中に実施するよう市教委に勧告した。
勧告によると、事務職員はPTAの本会計と記念イベントの費用を積み立てる事業会計の事務処理を担当。平成19〜23年度、パソコン購入費の名目で領収書を偽造するなどの手口で、計96万円を着服したとしている。事務職員はすでに着服金のうち89万円を返還したという。
調査では、PTA主催のバザーの収益金約10万円が財団法人・大阪養護教育振興会同校支部の口座に入金されていたことも判明。市教委は勧告を受け、入金の経緯などを調査する方針。
事務職員は今年2月にも、実際より遅い時間まで残業したように見せかけ、超過勤務手当を不正に取得したと委員会に指摘されていた。