<強制わいせつ罪>元札幌市児童相談所職員に懲役3年6月
毎日新聞 2017/3/28(火) 18:52配信
勤務していた児童相談所で知り合った男児にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ罪に問われた札幌市児童相談所の元非常勤職員、藤巻俊幸被告(59)=同市西区=に札幌地裁は28日、懲役3年6月(求刑・懲役4年)を言い渡した。
田尻克已裁判官は、藤巻被告が小学校教員だった2002年にも、別の男児へのわいせつ行為で退職せざるを得なくなったと指摘。その上で「立場を悪用して今回の犯行に及んでおり、常習性もある。強い非難に値する。被害を受けた男児は精神的に不安定な状況で、心身の成長への悪影響が強く懸念される」と判決理由を述べた。
判決によると昨年11〜12月、男児が13歳未満であることを知りながら、自宅や児相でわいせつな行為をした。
藤巻被告は昨年4月から札幌市児童相談所に勤務し、一時的に保護した子どもたちに生活指導する立場だった。今年2月に懲戒解雇処分となった。【安達恒太郎】