堀越学園問題 保護者ら県に支援要望 群馬
産経新聞 2012年10月16日(火)7時55分配信
高崎市の学校法人「堀越学園」に対し、文部科学省が解散命令の処分を検討している問題で、保護者らでつくる「堀越学園あしたの会」(酒井敬子代表幹事)と傘下の専門学校2校の後援会が15日、県の学事法制課に要望書を提出し、処分が出た場合も、専門学校在学生に卒業に必要な単位を認定することなどを求めた。
要望書は「専門学校の卒業単位認定がないと作業療法士などの国家試験が受けられず、保育士資格も取得できなくなる」と学生や保護者の不安を強く訴えた上で、高崎医療技術福祉専門学校の学生が最終段階を迎えている実習の継続も求めた。
ただ、「学園経営・運営面では処分も致し方ない。粛々と受け止める覚悟はできている」として、文科省による解散処分の方針には反対しない考えも示した。
保護者代表ら6人は、報道陣の取材に応じ、「子供たちは夢をあきらめることなく頑張っている。親としてわらにもすがる思いだ」と訴えた。