堀越学園:文科省が16項目指導 創造学園大東京校とEラーニング課程「問題点多い」 /群馬

堀越学園:文科省が16項目指導 創造学園大東京校とEラーニング課程「問題点多い」 /群馬
毎日新聞 2012年2月15日(水)11時55分配信

 創造学園大などを運営する学校法人堀越学園(高崎市、大島孝夫理事長)に対し、文部科学省が学校法人運営調査に基づき16項目の指導・助言をしていたことが14日分かった。同大東京校(東京都墨田区両国4)と、インターネットを利用した「Eラーニング課程」に問題点が多いと指摘し、改善を強く求めている。
 東京校では創造芸術学部のアニメ、マンガなどの各コースのほか日本語を教える留学生別科の授業が行われている。しかし卒業単位取得に必要な履修科目をそろえていないなど教育課程の編成方針が不適切と指摘。学生が段階的かつ体系的に履修できるよう求めた。
 一方、Eラーニング課程は卒業に必要な124単位のうち、インターネットを利用する遠隔授業で60単位まで認められ、残りは東京校などに通って取得するが、同課程についてもカリキュラムが整っていないと指摘。安定的な通信環境の確保や質疑応答などによる十分な指導も求めた。
 学園関係者によると東京校、Eラーニング課程とも1月10日の理事会で解任決議された堀越哲二前学長がスタートさせたという。
 指導・助言としてこのほか、学校法人の管理運営の改善や財務関係書類の公開なども求めている。同学園は「財政面、教学面から改めて調査し、学生が安心して勉強し、卒業できるように改善していきたい」とコメントした。【増田勝彦】

2月15日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする