県内の国公私立学校緊急調査 いじめ認知増加1258件 岡山
産経新聞 2012年10月20日(土)7時55分配信
■23年度末から1.5倍に
いじめ問題に関する緊急調査で、県教委は19日、県内の国公私立学校で今年4〜9月上旬に認知されたいじめは1258件に上り、平成23年度末の調査(850件)と比べて約1・5倍に増加したと発表した。解消率も低下し、約4分の1が解決していない実態が明らかになった。
緊急調査は、いじめを受けていた大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題を受け、文科省が各都道府県に依頼。県教委は、県内の小中高と特別支援学校計692校、約22万人を対象に主に9月上旬に実施した。
認知件数の内訳は、小学校299件▽中学校422件▽高校527件▽特別支援学校10件−となり、高校が23年度末(115件)と比べて約4・6倍急増。解消率は74・9%で23年度末から5・4%低下した。
いじめの内容は、「冷やかし、からかい」約63%▽「軽くぶつかる、たたく」約26%▽「仲間はずれ」約17%−の順になった。さらに、自殺につながる恐れがある重大ないじめは私立を除き、小学校4件▽中学校11件▽特別支援学校1件。このうち10件は解消したが、被害者がリストカットする例もあったという。
認知件数が増加した理由について、県教委は「大津市の問題を受けて児童のいじめに関する意識が高まり、積極的に相談するようになった」と指摘。そのうえで、「教員が十分把握できていなかったのは反省点。家庭や地域との連携を強めていじめ解消に向けて取り組む」としている。