いじめの件数、子供と教師間で認識にずれ 奈良市教委調査
産経新聞 2012年11月1日(木)7時55分配信
■子供917件「いじめられている」、教師認知は110件
奈良市教委は31日、市立小中学校と高校の児童・生徒を対象にした調査で、「今もいじめられている」とする回答が917件に上ることを明らかにした。一方で、教職員を対象にした別の調査では、いじめの認知件数は110件にとどまった。8倍以上の格差があり、教職員と子供の間で認識のずれがみられた。市教委は「いじめが見えにくいことが原因」としている。
市教委によると、教職員対象の調査は、大津市の中2男子が自殺した問題を受け、7月に実施した。
その結果、いじめ認知件数の校種別の内訳は、小学校37件、中学校70件、高校3件。「メールによる中傷」「悪口」「無視」「わざとぶつかられた」などの内容が含まれていた。
一方、児童・生徒を対象にした調査は、9月に県教委の調査とあわせて実施した。
「今もいじめられている」とする917件の回答以外に、「(過去に)いじめられたことがある」とする回答も2579件に上っていた。
調査結果を受け、市教委は「校内で定期的なアンケートや面談を実施し、子供が相談しやすい態勢づくりを進めるほか、学校現場向けのいじめ問題の指導計画を策定していく」としている。