「いじり」が「いじめ」に 長岡中で佛大教授が講演
京都新聞 2012年12月1日(土)11時59分配信
いじめ問題に詳しい佛教大の原清治教授が30日、京都府長岡京市天神の長岡中で全校生徒に講演した。原教授は、特定の人物がからかいや悪ふざけの対象になる「いじられキャラ」という言葉を例に挙げ、「いじりといじめに境界はない」と指摘。いじめを起こさない心構えを生徒に訴えた。
原教授はいじめ問題についての著書があり、テレビやラジオにも出演している。
講演会は道徳授業の一環で開かれ、生徒約550人をはじめ保護者や校区住民も参加した。
原教授は、最近の中学校で起きるいじめの傾向について「いじられキャラをグループに入れておくことが多い。嫌なことを嫌といえない子を標的にするのが特徴だ。いじりがエスカレートし、いじめになる」と解説した。
大津市の中2男子の自殺問題を機に、いじめに対する学校や警察の対応が厳しくなったことを挙げ、「いじめられた側が『嫌だ』といえばいじめになる。乗りやしゃれは通用しない」と強調した。
さらに「つらい思いをしている子は黙っていたらあかん。先生や保護者、警察などに伝えてほしい」と呼びかけた。