品川中1自殺「入学直後からいじめ」と報告書

品川中1自殺「入学直後からいじめ」と報告書
読売新聞 2012年11月1日(木)10時11分配信

 東京都品川区の区立中学校1年の男子生徒(12)がマンションの自室で首をつって自殺した問題で、区教育委員会の調査対策委員会は、男子生徒へのいじめが入学直後から半年間続き、これが自殺の原因になったとする報告書をまとめた。

 近く学校の保護者会や区議会へ報告する。

 関係者によると、報告書では、いじめは「死ね」「キモイ」「うざい」といった言葉によるものが中心で、今年4月に入学した直後から、9月に自殺するまで続いたとしている。同じクラスの生徒の大半が関与し、ほかのクラスの生徒も加わった。同学年の生徒5〜6人が殴ったりけったりした暴力行為も確認されたが、担任教諭らは把握していなかったという。

 調査委は、遺族1人と学識経験者4人、都教委職員の計6人で構成。学校側が実施した全校生徒へのアンケートや聞き取り調査をもとに、原因を調べていた。

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