「理不尽、受験生も損害」不認可の女子大理事長

「理不尽、受験生も損害」不認可の女子大理事長
読売新聞 2012年11月5日(月)16時3分配信

 田中文部科学相に大学新設を不認可とされた3校のうち、愛知県岡崎市で岡崎女子大の設置認可を申請していた学校法人「清光学園」の長柄(ながら)孝彦理事長(61)(岡崎女子短大学長)が読売新聞の単独インタビューに応じた。

 長柄理事長は「ルールに基づき手続きを進めてきたのに理不尽」と文科相を強く批判。ほかの2校とともに、不認可の撤回を求める考えを明らかにした。

 ――今回の事態をどう受け止めているか。

 「理不尽のひと言。ゆゆしきことだ。申請書は開学の1年前、今年3月末に出したが、実際には3年前から文科省の指導を受けつつ準備を進めてきた。面接や実地審査もあり、指摘されたことは改善してきた」

 ――連絡はいつ。

 「2日、文科相が記者会見している最中だった。文科省の高等教育局長から直接電話があり、『実は認められなかった』と言われた。なぜかと食い下がったが、局長からは、大臣が審議会制度を見直したいと話しているとした上で、『個々の大学に問題があるわけではありません』と言われた。『とても承服できない』と食い下がったが、局長は『理事長の気持ちはよく分かります』と話すだけで、それ以上の説明はなかった」

 ――影響は。

 「地元で4年制大学の開学を待っている学生はいる。新たに教員12人の採用も内定していた。学園にとっても受験生にとっても損害は計り知れない」

 ――文科省が決定を撤回すれば来春の開学は可能か。

 「一番難しいのは、学生の募集活動。開学が決まらないと募集できない。この時期から募集を始めないと学生は集まらない」

 ――今後の対応は。

 「(設置予定の子ども教育学部のような)保育士を養成する大学は、地域で必要とされている。ほかの2大学と連携し、4年制大学の開設に向け、あきらめずに引き続き努力していく」(聞き手・福島利之)

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