いじめ防止条例:弘前市が県内初 子どもの声集め、来春制定へ /青森

いじめ防止条例:弘前市が県内初 子どもの声集め、来春制定へ /青森
毎日新聞 2012年11月9日(金)10時44分配信

 学校のいじめ問題をなくすため、弘前市が「子どもの笑顔を守るひろさき市民条例(仮称)」の制定作業に着手したことが8日わかった。県外で始まった「いじめ防止条例」の“弘前版”で、市内の全小中学生にアンケートをし、子どもたちの声を集めて策定する。来年の3月定例市議会で条例化を目指す。
. いじめ防止に関する条例は県内初。葛西憲之市長は本紙の取材に対し、「弘前でいじめが顕在化しているわけではない」と断りつつ「子どもたちが安心して教育を受けられるよう先手を打ちたい」と語った。
 条例は、学校だけでなく市民の責任を定めた兵庫県小野市や岐阜県可児市の例を参考に「学校や家庭、地域、行政、そして子ども自身がそれぞれの果たすべき責務や役割を考え、一体となって子供を守る姿勢を表す理念条例にしたい」と説明。罰則規定は設けないという。
 策定に向け、市教委は市内の公私立56小中学校の全児童生徒約1万4000人を対象に10月31日からアンケートを始めた。「いじめのない学校(社会)にしていくためにはどうすればよいか。何ができると思うか」と質問し、意見を募っている。
 学校やPTA、町会の代表らで作る市内16の小中連携推進協議会などとの意見交換会も19日に開く予定。市教委は市の人権擁護委員会や弁護士の意見も聴き、12月から素案づくりに入る。【松山彦蔵】
11月9日朝刊

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