大津市議会 いじめ防止条例 越市長、素案を批判
産経新聞 2012年11月15日(木)7時55分配信
■「相談義務課すべきでない」
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、いじめを見た子供が家族や学校に相談するよう規定している市議会がまとめた「子どものいじめの防止に関する条例」素案について、越直美市長は14日の定例記者会見で、個人的見解としたうえで「子供にいじめの相談義務は課すべきでない」と批判した。
素案は市議会が9月にまとめた。越市長は「相談することで自分もいじめられると思ってしまうことが、いじめ問題の本質」と話した。市長の意見はすでに議会側に文書で伝えたことも明かした。
同条例は市議会が12月定例議会に提案、成立を目指している。