信楽中女子バスケ顧問、体罰で懲戒処分
京都新聞 2013年12月18日(水)23時19分配信
滋賀県教委は18日、部活動中に体罰を行ったとして、信楽中(甲賀市)の女子バスケットボール部顧問の男性教諭(47)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
県教委によると、教諭は10月7日の朝練習中、2年部員に対し、3メートル前から不意にボールを投げ当て、唇の内側を5ミリ切り出血する軽傷を負わせた。また7〜11月の練習や練習試合で、計4人の2、3年部員に、首の後ろを持って押す、髪の毛をつかむなどの体罰を行ったほか、計8人の部員に「使い物にならん、下手くそ」などの暴言を発したという。
11月15日に県教委に外部から情報提供があった。学校は10月7日の事案は把握しており、校長が同10日に教諭を口頭で注意したが、その後も体罰が続いていた。同部は昨年夏に県大会優勝、今年夏は県ベスト8の実績があり、教諭は「指示通りに動けない生徒のプレーにいら立ち、自制心を欠いてしまった」と説明しているという。
教諭は顧問を外れたが教科の指導は続けている。2005年にも体罰が2回あったとして守山市教委から口頭訓告を受けている。
本年度、体罰を理由に処分を受けた公立学校の教員は7人目。