県教委、教諭3人を懲戒免職 体罰などで2人を処分
信濃毎日新聞 2013年12月20日(金)
県教委は19日、万引で逮捕された上田千曲高校(上田市)の、飲酒運転で交通事故を起こした辰野高校(上伊那郡辰野町)の佐藤秀典教諭(49)、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕された県諏訪養護学校(諏訪郡富士見町)のを懲戒免職処分とした。
岡部教諭は10月21日、上田市内で食料品を万引し、盗みの疑いで上田署に現行犯逮捕された。その後、上田簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、納付した。県教委によると岡部教諭は昨年7月、生徒に体罰をしたとして停職1カ月の処分を受けていた。
佐藤教諭は11月9日、飲酒後に岡谷市内で自家用車を運転し、停車中の車に追突して女性に首に軽傷を負わせ、道交法違反(酒気帯び運転)などの容疑で岡谷署に摘発された。武居教諭は昨年11月に東京都内のホテルで当時16歳の女子高生に現金3万円を渡す約束をしてみだらな行為をした疑いで今年11月、神奈川県警に逮捕され、その後、横浜簡裁から都青少年健全育成条例違反で罰金30万円の略式命令を受け、納付した。県教委によると、武居教諭は昨年7〜11月に計8回、同じ女子高生を買春したとみられる。
県教委はほかに、南信地方の中学校で2008〜10年度、顧問をしていた男子バレーボール部で体罰をしたとして、現在東信地方の中学に勤務する女性教諭(30)を減給処分に、木曽郡内で9月に道交法違反(速度超過)容疑で県警に摘発された中信地方の高校男性教諭(35)を戒告処分にした。
本年度の懲戒処分は29件となり、うち免職は7件。前年度同期は懲戒処分31件、免職8件でほぼ同じペースとなっている。