<長野・中3自殺>調査委「生徒へのいじめあった」報告書
毎日新聞 2013年12月27日(金)20時20分配信
長野県富士見町の町立中学3年の男子生徒(当時14歳)が今年5月に自殺した問題で、町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・毛利正道弁護士)は27日、学校内で生徒へのいじめがあったことを認めた上で、自殺との直接の因果関係を否定する報告書を公表した。
報告書によると、生徒は5月の連休明け以降、学校のベランダで友人数人から計10回程度ほおをたたかれるいじめを受けていた。一方、自殺の「大きな引き金」については、4月8日ごろに同じ中学の生徒との間で起きた「個人的な出来事」▽5月9日のテストの点数が大幅に下がったこと−−を挙げた。
生徒は5月17日、自宅で死亡しているのが見つかった。遺書に嫌いな生徒8人の名前があり、両親がいじめによる自殺の可能性があると町教委に調査を求めていた。
報告書の公表を受けて、生徒の両親は「複数の生徒による暴行があった事実を重く受け止め、弁護士とも相談して今後の対応を決めたい」とのコメントを出した。【宮坂一則】