<体罰>福知山成美高の女子硬式野球部、女性監督が
毎日新聞 2014年3月7日(金)17時41分配信
福知山成美高校(京都府福知山市、足立透校長)は6日、同校事務職員で女子硬式野球部の女性監督(39)が昨年11月、部員の1年生(16)のほおを練習中にたたく体罰があったと発表した。同校は監督の部指導を無期限停止にして自宅謹慎させており、運営する成美学園による処分を待つとしている。
同校によると、監督は昨年11月19日午後4時ごろ、同市堀の成美大グラウンドで守備練習中、部員全員を集め「練習に身が入っていない」などとして、生徒の左ほおを右手で1回たたいた。けがはなかった。
5日に外部から情報提供があり、監督に聴いたところ「練習や寮生活での態度に緩みがあり改善されないので、この子のために厳しくしなければならないと思った」と認めた。体罰を受けた生徒は「指導してもらったのを機にまじめに取り組みたい」と話しているという。
記者会見した足立校長は「教育現場での体罰はあってはならない」と陳謝した。
同校の野球部は今春のセンバツ大会への出場が決まっているが、日本高校野球連盟は、野球部は女子硬式野球部とは別の組織なので処分の対象とはならない、としている。【鈴木健太郎】