群馬公立高入試、理科出題ミス…高校教諭指摘

群馬公立高入試、理科出題ミス…高校教諭指摘
2014年3月11日 読売新聞

 群馬県教委は10日、公立高校の後期選抜学科試験で出題ミスがあったと発表した。

 7日に実施した理科の1問で、受験した8352人全員の答えを正解として2点を配点する。公立高入試で出題ミスがあったのは2008年以来6年ぶり。

 ミスがあったのは大問4(4)〈2〉。空気のかたまりが上空に移動した場合、高度何メートル付近で雲ができるかを問う4択問題で、解答に用いる「表2」の高度と気温の関係を示すデータに誤りがあった。

 データは、100メートル上昇するごとに気温が一律0・65度下がることを前提にしていた。ところが、高校の地学で学ぶ公式で計算すると、温度の下がり方は変わり、正解が二つ成り立つことになる。

 県内の高校で地学を教えている教諭から県教委に指摘があり、ミスが発覚した。

 県教委の須永光明教育次長は記者会見で、「受験生、保護者らに大変なご迷惑、ご心配をかけたことを深くおわびしたい」と謝罪した。

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