うっかり失効防止…カード型の教員免許証導入へ
読売新聞 2014年3月11日(火)20時9分配信
教員免許の更新制度について検討している文部科学省の有識者会議は11日、カード型の「教員免許証(仮称)」を新たに発行することを盛り込んだ報告案をまとめた。
文科省で詳細を詰め、早ければ2017年度から導入される見通し。
教員免許に関しては、都道府県教育委員会が現在、A4サイズで紙製の免許状を発行しているが、教員が保管した場所や更新時期を忘れ、失効状態のまま教壇に立つケースも見られていた。
このため、報告案では、免許状を持つ教員には、持ち運びやすいカード型の教員免許証を発行し、本人確認をしやすいように顔写真を付けるほか、免許の種類や更新講習の受講期間などを明記することにした。
また、免許証の照合番号を検索システムに打ち込むことで、免許の有効期限などを確認できるようにすることも求めた。