中学教諭が生徒を首投げ、けが負わす 本人「正当防衛」

中学教諭が生徒を首投げ、けが負わす 本人「正当防衛」
朝日新聞デジタル 2014年5月31日 12時58分配信

 鹿児島市の市立中学校の20歳代の男性教諭が、3年生の男子生徒の首を抱えて投げ飛ばし、頸椎(けいつい)捻挫で2週間のけがをさせていたことがわかった。生徒側は県警に被害を通報し、学校側は教諭を学級担任と部活動の副顧問から外した。

 市教委学務課によると、教諭は13日午後2時ごろ、昼休み中に廊下で生徒と口論になり、生徒を投げ飛ばした。学校の事情聴取に対し、教諭は正当防衛を主張。口論の原因や経緯について、両者の説明は食い違っているという。

 教諭は8日にも、この生徒に服装を指導した際、シャツを引っ張って破るトラブルを起こしていた。学校側は「生徒たちの安全を図る」などとして、この教諭を2年の学級担任と部活動の副顧問から外した。

 市教委学務課の松山武史課長は「体罰にあたるかどうかはわからないが、生徒がけがをしたことは重く受け止める」としている。

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