市立校セクハラ調査、生徒・教職員124人被害
読売新聞 2014年06月27日 11時36分
千葉市教委は26日、市内の全市立校174校で児童生徒、教職員を対象に行った体罰・セクシュアル・ハラスメント調査の結果を公表した。
同市教委がセクハラについて調査したのは初めて。
2013年4月〜14年2月末を対象期間として、小中高校と特別支援学校で調べた。
体罰を受けたと回答した193件のうち、市教委が体罰と判断した行為は12件、不適切な行為は112件あった。69件は指導の範囲内と判断した。体罰12件のうち1件は懲戒処分について現在調査中で、11件は厳重注意した。
セクハラを受けたと回答した児童生徒は67人で「必要もないのに身体に触られ不快だった」が最も多かった。教職員も57人おり、「容姿・年齢・結婚・妊娠などを話題にされ不快だった」が最多だった。
57人のうち、児童生徒からセクハラを受けたと回答した教職員も22人いた。性的な話を言われたりメールなどを送られた、性体験や性的なことを聞かれた、性的なうわさを流されたりしたケースなどがあった。