第三者調査委の人選団体は遺族と選定 天童・女子中生自殺、市教委が設置要綱修正案示す

第三者調査委の人選団体は遺族と選定 天童・女子中生自殺、市教委が設置要綱修正案示す
山形新聞 2014年6月25日 11時29分配信

 学校でのいじめに悩んでいた天童市の女子中学生が自殺した問題で、市教育委員会は24日までに、第三者による調査委員会の設置要綱を遺族の要望に基づいて見直し、修正案として遺族側に示した。

 市教委によると、第三者調査委員会の事務局を担う担当者は、今年4月以降に市教委に配属された職員を選任。いじめの調査対象者は入らないようにした。また、委員の人選に関しては、推薦を依頼する団体について遺族側と同意の上で選定し、推薦された人をそのまま委嘱するとした。運営予算では、調査に十分必要な予算措置を講じる考えも示した。修正案は20日付で遺族側の代理人弁護士に郵送した。

 遺族側は第三者調査委の事務局を市教委に置く条件として、担当者を固定して守秘義務を負う人を明確にすることや、委員の人選については候補者を示して遺族の同意を得てから委嘱することを求めており、一部に隔たりがあることから、引き続き協議を進める。

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