教師蹴り生徒が骨折…授業科目変更にブーイングで体罰

教師蹴り生徒が骨折…授業科目変更にブーイングで体罰
スポーツ報知 2012年7月24日(火)8時3分配信

 青森県十和田市の十和田中学校で、担任の男性教諭(33)が2年生の男子生徒3人に体罰を加え、蹴られた1人が右手軟骨部分を剥離骨折するけがを負ったことが23日までに分かった。同校によると、音楽の授業が社会に変更されたことに3人の生徒がブーイングを起こしたことが発端。生徒1人が全治6週間から2か月のけがを負い、ほかの2人にはけがはなかった。県教育委員会は教諭への処分を検討している。

 十和田中学校によると、体罰があったのは今月5日の3時限後の休み時間。4時限目の音楽の授業が音楽教師の体調不良のため、社会に変更。社会担当で担任の男性教諭がその旨を告げると3人が大声でのブーイングを起こしたという。

 反抗的な態度を受け、男性教諭は「ちょっと来い」と3人を別室に連れ出してゲンコツで頭をたたいた。市教育委員会によれば「コツン」という程度の軽いものだったという。

 ところが3人のうち1人は、なおも不満そうな態度をとった。教諭はさらにその生徒の腹を蹴ろうとした。しかし生徒が腹をかばおうとして出した右手が、教諭の足に当たってしまったという。

 生徒は右手に痛みを感じながら社会の授業を受け、昼休みに保健室で治療を受けた。だが、腫れは引かず痛みは増す一方だった。市内の病院で検査したところ、右手親指の軟骨部分が剥離骨折していたため、手術を受けた。

 男性教諭と小川和俊校長は7日、来校した保護者と3人の生徒に謝罪した。その後、緊急保護者会や学校集会を開き、体罰があった事実を保護者と全校生徒に伝えて謝罪した。けがをした生徒の保護者は学校の謝罪を受け入れ、告訴の意向は示していないという。

 体罰の報告を受けた市教委は20日に県教委に報告書を提出。男性教諭への処分を検討している。同校によると、男性教諭は教育熱心で、体罰を加えたことには反省しているという。

 小川校長は「体罰でけがをさせるようなことがあってはならない。心よりおわび申し上げます。今後は体罰がないよう指導していきます」と謝罪している。

——–

※体罰が悪いとは全然思いません。その場で怒って体罰与える方が絶対効果的だと思います。でも体罰がヘタな先生が多すぎるとも思う。感情をコントロール出来ない体罰はケガを生みます。ケガをさせない叩き方というのは、体罰全否定の現状では教師が習得することは不可能なのでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする