台湾でも科学論文不正投稿、余波で教育相が辞任 架空130人で“いいね”

台湾でも科学論文不正投稿、余波で教育相が辞任 架空130人で“いいね”
産経新聞 2014年7月14日 15時46分配信

 【台北=田中靖人】台湾の蒋偉寧教育部長(文部科学相に相当)は14日、元大学准教授が英国の物理学系の科学雑誌に投稿した論文に不正があったとして、辞任した。蒋氏は大学教授時代に、この元准教授と連名で論文を発表したことがあった。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、屏東教育大の元准教授は過去4年間わたり、研究者によるネット上の審査で、架空に作成したアカウント130個を通じ、自身の論文に高評価を与えていた。同誌が8日、論文60本を削除。台湾でも11日に報じられたが、蒋氏が記者会見で「面識がない」と発言したことなどから辞任を求める声が高まっていた。

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