「問題冊子の記載とは異なります」長崎県立大学入試で監督者が本来の試験時間より30分長く通告 大学に報告せず受験生保護者の指摘で判明 再試験を実施

「問題冊子の記載とは異なります」長崎県立大学入試で監督者が本来の試験時間より30分長く通告 大学に報告せず受験生保護者の指摘で判明 再試験を実施
NBC長崎放送 2024/2/28(水) 16:46配信

長崎県立大学は今月25日に行われた入学試験で、試験監督者が受験生に対し、試験時間の誤った通告をしていたと28日、発表しました。
県立大学は入試ミスがあったことを謝罪し、該当する受験生のうち希望者を対象に再試験を行うことにしています。
また監督者は、誤った通告を行ったことに気づいていましたが、大学に報告していませんでした。

長崎県立大学・浅田和伸学長:
「受験生の皆様を始め関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

入試ミスがあったのは、2月25日(日)に実施した長崎県立大学情報システム学部情報セキュリティ学科の一般選抜(前期日程)で、情報セキュリティ学科の2つの試験室のうち1つの試験室で、主任試験監督者が試験開始時、受験生に対して『誤った試験時間』を口頭で伝えていたということです。

本来の試験時間は90分で、試験室のホワイトボードや問題冊子にも記載していましたが、主任試験監督者は誤って別の試験室の実施要項を読み上げ「試験時間は120分です。問題冊子の記載とは異なりますので注意してください」と口頭で伝えたということです。
この際、もう1人の試験監督者は通告の誤りに気づいていませんでした。

試験開始後80分が経過したところで、試験監督者が主任試験監督者に、残り時間が10分であることを指摘し、主任試験監督者は当初の伝達の間違いに気づいたということです。

主任試験監督者は「試験時間はあと10分です」と試験終了の予告を行い、90分が経過したところで「解答をやめ、鉛筆を置いてください。」と発言し、試験を終了しました。

この試験室では54人が受験していました。

監督者から大学に対して報告はなく、試験翌日の26日に受験生の保護者から大学に問合せがあり、2人の監督者に確認したところ、この事実が判明しました。
大学によりますと、試験監督者は試験開始から80分の時点で「残り10分」と通告した際に、受験生から指摘がなかったことや動揺が見られなかったことから報告しなかったということです。

大学は、この試験室で受験した受験生(54名)のうち、再試験の受験を希望する受験生を対象に、3月3日と4日の午前10:00〜11:30の2日間、長崎県立大学シーボルト校において再試験を実施し、再試験受験希望者は、いずれかの日程で受験することができるとしています。

長崎県立大学では「二度とこのようなミスが起こらないよう、実施要領・監督要領の見直し、事前の説明会や研修での注意事項の徹底、試験実施当日に何かあった場合の迅速な連絡や協議の徹底など、再発防止に努める」としています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする