白子高教諭を懲戒処分 「金に困り」銀行カード譲渡

白子高教諭を懲戒処分 「金に困り」銀行カード譲渡
伊勢新聞 2014/8/19(火)

 県教育委員会は十八日、振り込め詐欺に使われた銀行口座のキャッシュカードを譲渡して罰金刑となった県立白子高の羽場均教諭(55)を停職六月の懲戒処分とした。羽場元教諭は同日付で依願退職した。

 県教委によると、羽場元教諭は今年六月、三十万円の融資を後日受ける約束で自分名義のキャッシュカード一枚を東京都豊島区内にメール便で送り、他人に譲渡した。鈴鹿署に先月、犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕され、津簡裁から同法違反の罪で罰金三十万円の略式命令を受けた。

 県教委の聞き取りに対し、羽場元教諭は「金に困っていた。借金ができるということで安易にやってしまった」と説明。パチスロなどの遊興費で多額の借金をしていたという。

 県庁で記者会見した県教委の担当者は「県民の学校教育に対する信頼を損なう事態となったことを深くおわびする」と謝罪した。

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