元教諭の懲戒免職処分取消訴訟、県が判決不服で控訴/東京高裁

元教諭の懲戒免職処分取消訴訟、県が判決不服で控訴/東京高裁
カナロコ 2011年7月7日(木)23時0分配信

 飲酒運転を理由に懲戒免職処分を受けた元県立高校教諭の男性が県に処分の取り消しを求めた訴訟で、原告の請求通り処分取り消しを命じた横浜地裁判決について、県は判決を不服として東京高裁に控訴していたことが7日、分かった。控訴は6日付。

 県教育委員会は、控訴理由について「懲戒処分の指針でも『飲酒運転は懲戒免職』と定めており、当該教員もそれを十分承知していながら行為に及んだ事実は重い。生徒に交通指導する立場でもあり、こうした点を判断し控訴を決めた」としている。

 一審判決は「免職は慎重であるべきで、飲酒運転撲滅の社会的要請などを考慮しても重い。裁量権を逸脱した違法処分」と結論付けていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする