体罰の男性教諭、戒告に 岡山県教委、懲戒処分を発表
産経新聞 2014年8月23日 7時55分配信
県教育委員会は22日、体罰を行ったとして、浅口市立鴨方中学校の男性教諭(35)を戒告とする懲戒処分などについて発表した。
県教委によると、男性教諭は今年5月2日、校内の相談室で男子生徒を指導中、生徒の態度が悪かったことに怒り、胸ぐらをつかんで壁に押し当てたり、頬を平手で殴るなどして軽傷を負わせた。7月4日には別の男子生徒に相談室で関節技をかけるなどして1週間のけがをさせたという。
また、県立岡山一宮高校で7月、女性教諭(44)が生徒計672人分の個人情報を記録した私物のUSBメモリーを紛失した問題で、女性教諭を文書訓告、監督責任を問い、同校の男性校長(59)を厳重注意とした。県教委の規定では、個人情報を含んだデータを私物の記録媒体で取り扱うことを認めていなかった。
一方、7月に鳥取県米子市での県・岡山市公立学校教員採用試験で誤った問題用紙を配布した問題では県教育庁教育次長(57)を、音楽教諭採用試験で出題文にミスがあった問題では県教育庁高校教育課長(54)を、それぞれ監督責任を問い、厳重注意とした。