<いじめ賠償訴訟>「暴行は部活動時間外」市の責任認めず
毎日新聞 2014年9月4日 20時52分配信
福岡県久留米市立南筑高校の元生徒の男性(20)が在学時に柔道部の上級生2人から暴行やいじめを受けたのは、市が防止のための措置を怠ったのが原因として、市に1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁(高橋亮介裁判長)は4日、男性の請求を棄却した。
高橋裁判長は「暴行は部活動時間外に行われ、顧問教諭はその場にいなかった。いじめアンケートにも申告はなかった」などとして、市の賠償責任を認めなかった。男性側は「いじめを慢然と見逃すかのような判断に強く抗議する」と控訴する方針を示した。
判決によると、男性は2011年3月23日、柔道部の部室で上級生からタオルで首を絞められ、数秒意識を失った。24日にも同じ上級生に同様に気絶させられた後、腹を蹴られるなどして約1週間のけがをした。別の上級生も気絶させるようあおったとしている。
男性は上級生2人とは慰謝料支払いなどで和解している。【山本太一】