教室内で女子高生盗撮、万引懲戒免職隠し採用… 男性教諭と男性職員を懲戒免職 和歌山

教室内で女子高生盗撮、万引懲戒免職隠し採用… 男性教諭と男性職員を懲戒免職 和歌山
産経新聞 2014.9.30 07:53

 和歌山県教委は29日、教え子の高校生の下着を盗撮したとして男性教諭(44)を懲戒免職処分にし、採用試験にあたって以前の職場で懲戒免職処分を受けた経歴を伏せて虚偽の職歴を記載したとして、男性職員(38)を同処分にしたと発表した。

 県教委によると、男性教諭は紀北地域の県立高校で国語科を担当。今年6〜9月、担当クラスの1、2年生の女子生徒数人に対し、タオルでデジタルカメラを隠して教室内で10回程度下着を盗撮したという。男性教諭は「生徒の写真で偶然下着が写ったものがあり、そういう写真が撮れるんだと思った。うまく撮影できて満足感を覚えた」と話しているという。

 一方、男性職員については、平成23年度県職員採用I種試験(学校事務職)で、以前に県外の地方公共団体に勤務し、万引で現行犯逮捕され懲戒免職処分になった経歴を伏せて虚偽の職歴を記載したという。24年4月に採用され、県立高校の事務職員として配属された。男性職員は「採用試験の面接で懲戒免職について聞かれたくなかった」と話しているという。

 県教委総務課の中川敦之課長は「決して許されるものではなく、教育への信用を著しく失墜させるもので誠に遺憾。今一度不祥事撲滅の取り組みを徹底するよう指導し、再発防止に努める」と陳謝した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする