教え子と関係、懲戒免職 岩倉の高校長
中日新聞 2014年10月17日 13時03分
愛知県尾張地方の男性校長が教諭として別の県立高校に勤めていた2004年以前、当時17歳だった教え子の女子生徒に性行為を繰り返していた問題で、県教委は17日、岩倉総合高校(岩倉市)の星川智之校長(52)を懲戒免職の処分とした。
県教委によると、星川校長は当時、教科担任として受け持っていた3年の生徒とその年の夏から卒業までの間、星川校長の自宅で性行為を3、4回したほか、校内や自家用車内で3、4回ずつ、キスをしたり胸などを触ったりしていた。県教委に寄せられた匿名の電話で発覚した。
星川校長は県教委の調べに当初、事実関係を否定していたが、その後「(女子生徒から)やめましょうと言われたが、好きだからやめられなかった」と認めた。7月10日から体調不良を理由に療養休暇で休んでいる。生徒側は県教委に「嫌だったが、尊敬している教科担任の先生だったので断れなかった。ずっと悩んでいた」と説明したという。
星川校長は04年から6年間、教職員の人事や処分を所管する県教委教職員課に勤務した後、10年に同期の教員の中で最初に校長に昇進していた。
岩倉総合高は県教委と協議の上、7月18日の終業式で生徒らに星川校長の休養理由を「体調不良」とだけ説明し、これまで不祥事について伏せてきた。週明けにも臨時保護者会を開き、県教委の担当者らが経緯を説明するという。