同級生側認否に「いじめ」明記なし 大津中2自殺民事訴訟
京都新聞 2014年11月25日 20時41分配信
大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、遺族が同級生らに計約7700万円の損害賠償を求めている訴訟の第14回口頭弁論が25日、大津地裁(山本善彦裁判長)であった。原告側が主張整理表に記載した98項目のいじめ行為について、同級生3人が認否を行った。
遺族側の代理人弁護士によると、同級生3人は、いじめ行為について書面で回答。男子生徒が蜂の死骸を口の上に乗せられていた場所に居合わせたり、トイレで男子生徒の顔を殴ったことなどを認めている回答もあったが、明確にいじめだと認める内容はなかったという。遺族側は公判で、同級生側にいじめ行為との関わり方をより具体的に説明することなどを求めた。